ロアーズオリジナル 高橋生児の個人的ブログ
おはようございます。
「The Kentucky Kid A Life Lived Wide Open! 」
今年、亡くなったオートバイレーサー「ニッキー・ヘイデン」の写真集です。
写真家のてっぺーさんが自費出版されました。
僕はレースとか好きになったのが遅咲きだったので、以前はバレンティーノ・ロッシの優勝を阻止したアメリカ出身のレーサーがいるくらいの知識しかありませんでした。
それがなんのこっちゃ数年前ぐらいからレースに興味を持ち始めて、MOTOGPをめっちゃ見るようになった時にはニッキーはドカティのワークスチームにおりました。
笑顔が素敵で画面にニッキーが映る度になんてカッコイイのでしょう・・と驚愕していましたw。
当時ヤマハのワークスチームのホルヘ・ロレンソが「MOTOGPのレーサーで一番、顔がカッコイイのはニッキーだ!」とレースの話から急にその事を言い出したインタビュー記事が印象的でしたww。
ニッキーの人間性の評判は他のレーサーに比べ物ならないくらい群を抜いているという話ばかり聞きます、でもさ!あんなスピードでレースして人を抜かして一位を狙うレーサーがそんないい奴な訳ないじゃんと・・・何にも関係のない俺が勝手にニッキーを疑った時期もありました(ごめんなさい笑)。
そして昨年、「鈴鹿八耐」を観戦に行きました。
お目当てはムサシプロから参戦するニッキー・ヘイデンでした。しかしレース開始から数時間後・・なんと!ニッキーが運転するマシンがマシントラブル・・・僕はそれをモニターで確認し肩を落とした後、たまたまほんと、たまたま知り合いと待ち合わせするために搬入口的な場所で待っていると、そこになんとっ!先程、モニターの中でマシントラブルをしたニッキーがマシンをトラックに乗せ、助手席に座りこちらに向かってくるではありませんか!!!そうなんです、ニッキーは気が付いていないと思いますがそれがニッキーと僕の初対面でした。トラックで通り過ぎただけだけどね(笑)。でも忘れられない。マシントラブルで一番愕然としているはずのニッキーですが、トラックの助手席座るニッキーの表情はしっかり前を見つめ、あの画面で見る恰好良いニッキーのままの表情でした。
それはきっと、普段からそうゆう精神性の人なのではないかと感じました。どんなトラブルがあってもまっすぐ前を向く・・僕はあの時のニッキーの表情を忘れないと思います。
・・・こうして、てっぺーさんが撮った写真集を見るとさらにニッキー・ヘイデンって凄い人なんだろうな・・と亡くなったからとかじゃなくそう思うのであります。
それはきっと素のニッキーを撮らえた、てっぺーさんと、素も素敵なニッキーが存在していたからなのでしょう。
と・・僕が偉そうに語るよりも、興味のある人に、なるべく多くの人にこの写真集を買ってもらったほうが良いのではと感じております。
てっぺーさんのご配慮のもと、ロアーズオリジナルでも販売させて頂ける事になりました。
興味のある方は是非、ご連絡下さい。
宜しくお願い致します!!